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大阪高等学校「第3回 CHOLAゼミ」を本学で開催しました

大阪高等学校では「様々な学問・学術分野に対して、学びのエントランスを広げる」ことをテーマに、特色ある取り組みとして「CHOLAゼミ」を展開されています。
このたび本学では、作業療法の魅力を体験できるプログラムとして「CHOLAゼミ」を共同開講させていただきました。

11月20日(木)、第3回「CHOLAゼミ」は本学にて実施しました。
これまでのゼミでは定員を超える29名の参加がありましたが、今回はインフルエンザによる学級閉鎖の影響もあり、11名の生徒と教員の皆様にご来学いただきました。

今回のテーマは「作業療法士になってみよう」でした。
高校生の皆さんには作業療法士になっていただき、作業療法学専攻3年生(模擬患者役)との対話を通じ、支援やリハビリの方法を考える体験型プログラムとして構成しました。

各教室の会場には「スポーツ×OT」「介助犬×OT」「ファッション×OT」「脳×OT」の4つのブースを設置。
講師は本学作業療法学専攻の井口教授、吉田教授、大類講師、石田講師が担当し、専門的な視点から作業療法の多様な可能性を紹介しました。
生徒の皆さんは関心のある分野を選び、チームごとに学びを深めました。

スポーツ×OT
介助犬×OT
ファッション×OT
脳×OT
車椅子でエレベーター体験
自助具を使ってコイン拾い体験

各ブースでは30分間、生徒の皆さんが作業療法士の役割を体験し、実践的な学びを得る機会となりました。
サポート役として本学3年生も協力し、よりリアルな学習環境を感じていただけたことと思います。

終了後のアンケートでは、「作業療法士についてもっと知りたい、知りたい」との回答が9割を超え、関心の高さがうかがえました。

生徒の皆さんの感想を一部ご紹介させていただきます。(原文ママ)

・実際に車椅子の方の体験が出来て自分の足で立って色んな所に行ける事への大事さを改めて感じた
 色々な人をサポートする為には実際に自分で体験する事でより相手に寄り添えて考えてあげる事が出来ると感じた。
・最後に実際に作業療法士になってみて患者さんが上手にできるようにどうしたら上手く伝えられるのかを考えるのがすごく難しかったけど、そんなやり方もあるんだとか、新しい発見があっておもしろかったです。
患者さんの気持ちに寄り添い、考えていくことで作業療法士からみた視点とは違う部分が出てきて、考えていくことがとても勉強になりました。ありがとうございました。
患者さんの立場になって作業することはとても難しいなと思った
たのしく作業療法のことを学べてとてもよい経験だと思いました。

最後に、作業療法学専攻3年生の兒玉さんから、高校生の皆さんへ心温まるメッセージが届けられました。
兒玉さんは、作業療法の魅力や本学での学びの充実さ、そして学ぶことのやりがいや楽しさについて、自身の経験を交えながら語ってくれました。
その言葉には、未来の進路を考える皆さんへの力強いエールが込められていました!

今回のゼミを通じて、生徒の皆さんは作業療法の幅広い応用分野に触れ、将来の進路や学びの可能性を考えるきっかけを得られたのではないでしょうか。
本学では今後もこうした体験型の学びを積極的に展開していく予定です。
大阪高等学校の先生方はもちろん、他校の先生方にもご関心をお持ちいただけましたら、ぜひ共に新しい学びを創り上げていければと願っております。

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