OHSU星図鑑
運動療法学 教育 臨床 検索画面に戻る
検索画面に戻る

梛 千磨臨学共同参画センター長/講師

Senma Nagi

保健医療学部リハビリテーション学科
理学療法学専攻

主役は学生。
教員は縁の下の力持ち。
彼らが自ら考えるチカラを
伸ばしたい

陰になり日向になり
学生を支えたい。
振り返ればいつもそこにいる
黒子星人

成長するスピードは<br>みんなちがって、<br>みんないい。せんま
星人の特徴
分類
専門は臨床教育。OHSU星では「運動療法学Ⅰ」「臨床見学」「見学実習Ⅰ」「臨床実習Ⅱ」を担当。
生態
お城巡りが趣味で、歴史書を紐解いては気になる場所に足を運ぶ。遠出をすることもあるが、多くの人でにぎわう観光地は素通りし、愛でるのはもっぱらその土地の日常の風景だ。
弱点
のんびりしていて粘り強いといえば長所になるが、先を読んで行動するのが苦手。やらねばと思いつつ後手後手になり、人様に迷惑をかけることも。「事務局の方には頭が上がりません…」
モットー
教員なので講義も実習も行うが、スタンスはあくまでサポート役。学生が能動的に学び、考える。そんなチカラを引き出すことに主眼を置いている。

人生のどんな経験も糧になる。
それが人と向き合う
理学療法士という仕事
老人保健施設やクリニック、総合病院で理学療法士として計7年勤務した後、基礎研究(関節拘縮の研究)を続けたくて本学の教員として働くことを決めました。しかし、いざ始めてみると臨床教育に力を割くことが多くなり、そちらにも興味が湧くように。理学療法の臨床で必ず必要になる運動療法学は運動による身体の変化を理解し、それをどう治療に反映するかを学ぶものですが、私はこの研究に取り組む一方、臨床教育にも力を注ぐようになりました。
本学には提携病院内に開設された「臨学共同参画センター」があり、臨床実習として医療の現場で対象者を通して知識や技術を身につけ、様々な経験を積むことを以前から大切にしてきました。この恵まれた環境を活用して講義の学びを実習で確認するとともに、実習での気づきをセンター内の文献で調べ、定着させられるのが本学の臨床教育の特長です。また、実習を通じて第一線で活躍する病院スタッフとコミュニケーションできるのもOHSUならでは。座学だけでは学べないスタッフとの連携、対象者である患者さんとの関係性の大切さをいち早く理解し、理学療法士として最も大切な「患者さんのために行動する」というマインドを醸成する環境を整えています。
教員をしていて嬉しいのは、講義や実習を通じて学生の心が変わること。あまりやる気のなかった子がふとしたきっかけで前向きになり、見違えるように意欲的に学ぶ姿を見るたび、やりがいを感じます。私は優秀な学生だけが素晴らしい理学療法士になるとは思っていません。苦労したからこそ人の痛みが分かることもありますよね。例えば障害受容が難しい患者さんがいたとして、紆余曲折があってやっと理学療法士になった学生なら患者さんの苦しみを自分の過去に照らして理解し、寄り添うことができるかもしれない。人と向き合う理学療法士は、どんな経験も生かせる活かせる仕事だと思います。

OHSU星人からのMessage
本学は教員と学生の距離が近い大学だと思います。これは理学療法士を目指す上でとても重要で、勉強だけでなく人との向き合い方を学べるのは他にはない魅力です。様々な人が自分のことを気にかけ、真剣に考えてくれる。そんな経験から得た学びを、ぜひ臨床でも生かしてもらいたいですね。

この先生に興味を持った方は
ぜひオープンキャンパスにご参加ください。