OHSU星図鑑
精神科 臨床 検索画面に戻る
検索画面に戻る

大類 淳矢助教

Junya Orui

保健医療学部 リハビリテーション学科
作業療法学専攻

作業療法の効果を
エビデンスで示し、
その意義を
より多くの人に伝えたい。

強いかと思えば弱く、
弱いかと思えば強い。
放っておけない
ギャップ萌え星人

星人の特徴
分類
専門は精神科領域の作業療法。OHSU星では「精神障害リハビリテーション」「脳波・自律神経活動」「多職種連携」を担当。
生態
生真面目で物事を深く考えがちだが、一方で大雑把。人にものを相談することはほぼなく、自分で答えを見いだすタイプ。妻からは「人の意見を聞かない」と叱られるが、心の眼と耳で受け止めています。
弱点
スギ、ヒノキ、イネなど年中何らかの花粉にやられている。人混みが苦手なので自然を好むが、花粉が天敵なので景色はもっぱら車窓から眺めて楽しむ派。
モットー
医学的知識はもちろん、現場の専門家として重視しているのは患者さんのことを正しく理解すること。自分自身を開示したり、されたりしながら、患者さんを正しく理解するプロセスを大切にしている。

作業療法は幅広い領域に
またがる学問であり
人間らしさが凝縮された
仕事でもある。
中学生の時にバレーボールで大けがをして、リハビリに通ったのがこの世界に興味を持ったきっかけです。私のけがをまるで自分の体に起きたことのように理解してくれ、治してくれた先生に憧れ、作業療法士になると決めました。精神科領域を専門にしようと思ったのは、大学の実習先の精神科で人と人がより深く関わる姿に魅力を感じたからです。精神科領域の作業療法では作業を用いてリハビリを行いますが、心理学的知識をもとに面接やトレーニングセッションを行うこともあれば、自分の得意なこと、例えば手芸、スポーツ、音楽活動を通じてリハビリすることもあります。色々な作業を使ったリハビリは一見、何をしているのかわからないようにも見えますが、実は奥が深く、作業を通じて生活に必要なスキル、ストレス管理、自己表現方法などを身につけられるとても大切な役割を担っているのです。
作業療法士がリハビリを通じて目指すのは、患者さんの退院や地域での生活の安定です。しかし、ここに至るまでの道のりは険しく、精神科では長期入院が社会的な問題となっており、ご本人も周囲も退院をあきらめていることが珍しくありません。だからこそ退院が実現し、患者さんが地域社会の一員として暮らしているのを見ると、大きなやりがいを感じます。外の世界に興味がないと言っていても本音は違うことが多々あるため、病気や症状だけでなく、患者さんが今どのように感じているのか、過去にどんな生活をされていたのか、本当はやりたいのにあきらめてしまったことはないのかなど、患者さんと向き合い、正しく理解することを私は大切にしています。講義を通じて伝えたいのは、患者さんを正しく理解するプロセスの重要性です。OHSUで学ぶ皆さんには、教科書の内容を勉強するだけでは見えてこない現実を知ってもらいたいと思っています。

OHSU星人からのMessage
医療を学ぶ学生として知識や技術の修得はもちろん、倫理観も含めて学んでほしい。精神科領域の作業療法はイメージするのが難しいかもしれませんが、私自身の経験も伝えながらできるだけ臨床に即した実践的な経験ができる機会を大切にしたいと思っています。

この先生に興味を持った方は
ぜひオープンキャンパスにご参加ください。

この教員を見た方は
こちらの教員も見ています