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石田 眞由助手
Mayu Ishida
保健医療学部 リハビリテーション学科
作業療法学専攻
石田 眞由助手
Mayu Ishida
保健医療学部 リハビリテーション学科
作業療法学専攻
アパレル経験を生かして活躍!
作業療法の新たな道を拓く
パイオニア
元気な私を支えているのは、
一人を愛する静かな私。
ラブリーとミステリアスが
共存する魅惑の二面性星人。
- 星人の特徴
-
- 分類
- 専門は司法領域、ファッション。OHSU星では「基礎ゼミナール」を担当。
- 生態
- よく笑い、よく食べ、よく寝るのが特技。笑いのツボが浅いため、ボケられると笑わずにはいられない。楽しそうと思ったら即行動する習性もあり、登山→ドライブ→ゴルフ(イマココ)と多趣味。ちなみに「ゴルフは夫婦共通の趣味を持ちたいと夫に切望されて始めた」そう。
- 弱点
- 一見、明るくおしゃべりで人付き合いが多いように見られるが一人の時間が必要不可欠。日中に使い果たしたエネルギーを蓄えるため、帰宅後は無心でキャベツを刻んでパワーチャージ!
- モットー
- 司法領域の作業療法は加害者支援につながるが、視点を変えれば受刑者も被害者である可能性があることを忘れない。受刑者や少年院在院者が出所後に安心して生活できる場所を持ち、社会の一員として働けるようになるための支援をしたいと考えている。
この先生に興味を持った方は
ぜひオープンキャンパスにご参加ください。
- 関連リンク
- 作業療法専攻ページへ
作業療法×ファッションで
受刑者の強みを見つけたい 専門学校を卒業後、複数の介護施設で作業療法士としてキャリアを重ねていましたが、ある時、学生時代から憧れていたアパレルへの思いが再燃。迷う気持ちはあったものの、一度きりの人生だ!と作業療法士からアパレル販売へとキャリアチェンジしました。一見、これらの仕事は異なるように見えますが、実は共通項が色々あり、私の場合は対象者さんとの面接で培ったスキルがお客さま理解につながり、成果を上げることができました。学生時代からの夢をかなえ、さあこれからと思っていた時に訪れたのが第2の転機です。「矯正施設(刑務所や少年院)の作業療法士として働いてみないか」と恩師から誘われ、私は再び作業療法士の道に戻ることを決めました。
矯正施設での作業療法は以前から実施されていましたが、それは受刑者に施設の規律を守らせ刑を全うしてもらうことが目的でした。しかし、それだけでは根本的な解決には至らず、出所してもまた施設に戻ってきてしまう人も。そこで私が実施したのが、彼らの「強みを生かしたファッション講座」です。知的障がいや発達障がいがある受刑者は自分が人からどう見られているかがわからなかったり、自分に自信が持てないあまり「強く見せたい」とわざといかつい服を選んでしまったり、周囲から誤解を受けることが多々あります。だからこそ自分の身体や顔の特徴を分析して強み(良いところ)を見つけ、それを生かしたファッションで周囲の人から褒められ、認められる経験をしてほしいと新たなアプローチに取り組んでいました。
大好きなファッションと作業療法を結びつける専門領域を生み出せたこと、受刑者の出所後の人間関係構築の一助になれたことは私の大きなやりがいです。しかし、その一方でこうした活動が「加害者支援」であることを忘れたことはありません。事件の背後には必ず被害者がいて、受刑者がその加害者であることは動かしがたい現実です。しかし彼らの家庭環境や生育歴に焦点を当てると、実は受刑者自身が被害者である可能性もあるのです。講義ではファッションを切り口に司法領域の作業療法の重要性について伝えるとともに、加害者であり、また被害者でもある受刑者が安心して暮らすため、社会の一員として働くためにどう支援すればいいのかを学生と一緒に考えたいと思っています。