OHSU星図鑑
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山本 清治准教授

Seiji Yamamoto

保健医療学部リハビリテーション学科
作業療法学専攻

国際協力の現場でも
必要とされる作業療法士。
OHSUでグローバルに
活躍できる人材に    

現地での悪戦苦闘を
語る口調もどこか飄々。
あたりは柔らか、
でも実は芯あるアルデンテ星人

国際協力で渡航する時の相棒は、このオフィシャルパスポート
星人の特徴
分類
専門は国際協力、国際保健、身体障害領域の作業療法。OHSU星では「作業療法評価学Ⅱ」「身体障害治療学Ⅱ」「高次脳機能障害Ⅱ」「国際リハビリテーション」などを担当。
生態
関西弁はネイティブで、英語・アラビア語はビジネスレベル。海外渡航も慣れたものだが、いつ何時も娘の写真と「無事カエル守り」だけは忘れない。
弱点
ついつい話が長くなり、老眼がひどいのが悩みのタネ。あと…奥さんもちょっとだけ怖い…
モットー
作業療法士といっても活躍の場は様々。国際協力や国際保健など今まで知らなかったフィールドがあることを、多くの学生に伝えたい。

シリア、ヨルダンでの
国際協力に携わり、
知ること、支援を継続する
大切さを学んだ
約5年の病院勤務の後、30歳までに海外で働くという夢を叶えるために青年海外協力隊としてJICAのシリアCBRプロジェクトに参加しました。CBRとは「地域に根ざしたリハビリテーション」のことで、作業療法よりも差別や経済・教育格差にさらされる辺境に暮らす障害者の社会参加を促すのが私たちの役割でした。シリアでも、その後に派遣されたヨルダンでも奔走したつもりですが、日本で培った知識や技術だけでは正直、役に立つことはできませんでした。帰国後、私は国際協力への思いがさらに強くなり、CBRについてより深く学ぶため大学院進学を決めました。
シリアでは2011年から内戦が始まり、多くの難民が生まれました。私は戦争で負傷したシリア難民を支援するため、2013年から現在まで日本とヨルダンを行き来していたのですが、この経験は私にとって非常に大きなものでした。仕事柄、障害者の方々と接することが日常でも、戦争で障害を負った方と向き合う辛さは異なります。ヨルダンに向かう時、私はいつも経由地のドバイで心のスイッチを切っていました。
現在は本学の准教授、神戸大学大学院で保健学研究員として活動しながら、国際協力も続けています。プレーヤーとして携わるのはあと数年という気持ちもありますが、国際協力は簡単に終止符を打てる仕事ではありません。現地のカウンターパートが今も必死に踏ん張っている。それを知っているから、おいそれとはやめられないのです。学生の中には国際協力に興味を示してくれる人もいますが、これを仕事にするのは簡単じゃない。厳しいことを言いましたが、努力以上のやりがいを教えてくれるのがこの仕事。国際協力の現場で今、何が求められているのかを追求する学問をOHSUで学んでみませんか。

OHSU星人からのMessage
グローバルでの作業療法士の可能性、課題をともに議論し、学びましょう。OHSUは規模の小さな大学なので学生と教員の距離が近く、語り合える関係性が魅力です。本学の多彩な教員の話を聞き、多くの刺激を受けながら成長してください。

この先生に興味を持った方は
ぜひオープンキャンパスにご参加ください。