OHSU星図鑑
メイクアップ 脊髄損傷のリハビリテーション 臨床 検索画面に戻る
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林部 美紀准教授

Miki Hayashibe

保健医療学部リハビリテーション学科
作業療法学専攻

メイクや服など
身だしなみで前向きに。
ワクワク楽しい
作業療法を広めたい    

私の“スキ”を仕事に生かす。
カワイイ、キレイ、
カッコイイを究める
ビューティー星人

作業療法をもっとキラキラさせたい☆
星人の特徴
分類
専門は化粧療法(メイクセラピー)、身体障害を持つ方に対する作業療法。OHSU星では「基礎作業学Ⅰ」「身体障害治療学Ⅱ」「高次脳機能障害学Ⅰ」「臨学ゼミナールⅠ」などを担当。
生態
国内外を問わず旅行に行くのが趣味だったが、このご時世でインドア派に。最近はシュウマイを手作りしたり、豆を挽いてコーヒーを淹れたり、おうち時間を楽しんでいる。
弱点
機械にめっぽう弱く、リモートでの授業が苦手。つながらない、映らないと不安になり、事務局の方が駆けつけることになったことも…
モットー
作業療法士という仕事の秘めたる可能性を伝えたい。自身がメイクをリハビリに取り入れたように、学生の趣味が新たな作業療法を生むのでは…と考える。

メイクセラピーから
生み出した、
「ビューティーリハビリテーション」
が専門分野
他大学で教員をしていた時、お洋服やメイクが好きという私自身の趣味を教育に生かせないかと考え、「岩井式メイクセラピー」を学び始めました。岩井式メイクセラピーとは心理カウンセリングの手法を取り入れたメイクアップ技法のことで、単に外見を美しくするだけでなく、心理カウンセリングによるメンタルサポートを目的とした化粧療法の一つ。私は独学で岩井式メイクセラピーを学んで検定1級を取得し、OHSU入職前から学会発表や施設での講座開催なども行っていました。
本学の准教授になってからはメイクのみではなく、就労支援活動の一環として身だしなみを整える作業療法にも範囲が広がり、鬱の方等に就職活動に向けたメイクやネクタイの選び方、印象の良い写真の撮り方などを伝えています。日常生活動作の中でこれらは重視されないものかもしれませんが、メイクを変えたり、自分に似合うものを身につけたりすると気分が上がりますよね?私は身だしなみを整えることで対象者が笑顔になり、いきいきすることはとても重要だと思っていて、これら一連の作業療法を「ビューティーリハビリテーション」と名付け、学生に指導しています。授業では女子学生が講師になって男子学生にメイクすることもあるのですが、これが本当に興味深くて。最初は嫌々だった男子がメイク後の自分の顔に見惚れていたり…(笑)。話を聞くだけでなく、実際に体験してもらうことでビューティーリハの効果を実感してもらっています。
私の講義を通じ、学生が作業療法士の仕事領域の広さに気づいてくれたら嬉しいですね。作業療法士が向き合うのは障害を持つ方だけでなく、老若男女様々な人たち。すべての人にとってバリアフリーな社会を実現できるこの仕事の面白さを、もっと伝えたいと思っています。

OHSU星人からのMessage
OHSUの教員は個性豊かで楽しい人たちばかり。理学療法士の先生=体育会系かと思いきや、とてもソフトな雰囲気で私自身も驚きました。もちろん作業療法士の先生も他では出会えない経歴の方々ばかり。必要な学問プラスαの仕事の楽しさ、幅広さを教えてもらえる環境はOHSUだけの魅力だと思います。

この先生に興味を持った方は
ぜひオープンキャンパスにご参加ください。