Nakamura
Mayuki

中村 まゆき

中村 まゆきさん

保健医療学部 リハビリテーション学科
作業療法学専攻 2年生(取材当時)

兵庫県立尼崎小田高等学校 出身

なぜ、作業療法士を目指そうと思ったのですか?

作業療法士は身体も心も支える仕事、ここに惹かれた

もともと医療系の仕事をしたいと考えており、高校で作業療法士の方のお話を聞いたのが興味を持ったきっかけです。「作業療法士は身体のことだけでなく心も支えられる」と聞き、とても惹かれました。身体だけを元気にしたところでケガや病気によって傷ついた心がそのままであれば、それは健康とは言えないと私は思います。私は身体も心も両方ケアできるような医療従事者を目指していたため、自分の考えに合う作業療法士という仕事に興味を持ちました。また、作業療法士は決まったリハビリ方法があるのではなく、対象者の方の状況に合ったリハビリを自分で考えてアプローチしていきます。このように自由で柔軟な考えを最大限に生かせることも作業療法士に魅力を感じた理由です。

入学前不安だったことや悩まれていたことなどありますか?

勉強についていけるのか、友達ができるのかがとても心配だった

私が入学前に一番不安だったのは授業についていけるのかということです。医療系の勉強は苦手な暗記も多く、難しいことは知っていたので、自分にできるのかがわからずとても不安でした。「ついて行けなくなったらどうしよう」「4年間やり切ることができるかな」といろいろ考えていましたが、OHSUは「フォロー期間」というサポート体制が整っており、真面目に取り組んでいる人を見捨てることは絶対にありません。また、先生と学生の距離も近く、気軽に質問することもできます。こうしたサポートのおかげで、とても不安だった勉強にも安心して取り組むことができました。このほか、気の合う友達ができるのかも不安に感じていたことの一つです。OHSUは少人数制のため4年間同じクラスということにも不安を感じていましたが、セラピストを目指す仲間たちは優しい人が多く、楽しく通うことができています。

大阪保健医療大学に入学を決めた、一番の理由を教えてください。

先生との距離の近さ、学ぶための充実制度が魅力

私がOHSUへの入学を決めた理由は2つあります。1つ目は先生と学生の距離感が近いことです。私はいろんな大学のオープンキャンパスに参加しましたが、OHSUは他の大学に比べて先生と学生の距離が近く、アットホームな雰囲気があり、とても良い印象でした。こうした環境があると授業でわからないことがあっても質問しやすく、勉強面でも安心できると考えました。実際、入学してからテスト前などわからないことがあった時は気軽に質問することができています。2つ目の理由は、OHSUは「クォーター制」だということです。「クォーター制」とは前期後期ではなく4学期に分ける制度で、1回の科目試験の負担を減らすことができます。また、科目試験に落ちてしまった人のための「フォロー制度」があり、科目試験に受かるとその期間が休みになるため勉強意欲も上がります。私は入学後、「フォロー制度」を活用して友達と遊んだり、旅行に行ったりしています。もし科目試験に落ちてしまったとしても「フォロー期間」があり、サポート体制がしっかりしているので安心です。こうした手厚い環境に魅力を感じ、OHSUを受験しようと決めました。

入学前と後のイメージは変わりましたか?入学してみて改めて感じた、大阪保健医療大学の魅力について教えてください。

高校時代と同じ勉強方法では太刀打ちできないことを痛感

入学前から勉強は難しいだろうと思っていましたが、なんとなく、頑張っていればテストも大丈夫だと考えていました。しかし、入学後にその考えが甘かったのだと実感しました。1年生の第2クォーターのテストの際、私は2科目もフォローにかかってしまったのです。テスト前の勉強で手抜きをしたつもりはなく、高校生の時と同じような勉強方法で試験に挑んでいました。ただ、大学の勉強は範囲も広く科目数も多いため、がむしゃらに頑張るだけでは知識や実力にならないということを痛感しました。私はその悔しかった出来事をきっかけに科目ごとに効率のいい勉強方法を探し、わからないことは友達や先生に質問するようになりました。その結果、それ以降のテストは1つも落としていません。OHSUでの勉強は思っているより甘くなく、しんどいこともありますが、同じ将来の夢を持った仲間と高め合い、支え合うことで絆も深まるのでとても温かい大学だと感じています。

学校生活の中で最も楽しいこと、充実しているなと実感されたことを教えてください。

空きコマにカラオケ!これぞ大学生の特権

授業の間の空きコマの時間に友達とカラオケに行ったことです。小中高には空きコマというものがないので、大学で初めて空きコマでカラオケに行った時は「授業と授業の合間に学校を出て好きなことができる」ことに感動しました。カラオケのほかにもマクドやスタバにみんなで行ったり、空いている教室で昼寝をしたり、テスト前には勉強して空きコマを過ごしています。また、学校から家が近い人は1回家に帰って自分の好きなことをして、次の授業の時間に再び学校に来る人もいます。このように空き時間を有効に使って楽しむことができるのは大学生の特権だと思っています。これからも時間を上手に使って充実した学校生活を送っていきたいです。

一番のオススメ授業と、なぜその授業がオススメなのかを教えて下さい。

障がいのある方と実際にふれあえるのが「作業療法技術論1」

私のオススメの授業は「作業療法技術論1」という授業です。この授業ではダウン症の方が参加するサッカースクールに私たちも参加し、実際に関わりながら学びを深めることができます。学校で座って受ける授業とは違い、参加者と実際に関わったり、ご両親のお話を聞いたり、新しく学べることがたくさんあり、とてもいい経験ができます。普段の生活で障がいのある方と関わる機会がほとんどないので、こうした機会を持てるのはとても貴重。私自身、障がいに対するイメージが以前と変わった気がしています。もしかすると今、障がいに対してマイナスのイメージを持っている人もいるかもしれませんが、それは身近に障がいのある方がいないため、わからないからこそ生じるイメージなのではないかと考えます。だからこそ、私はより多くの人がダウン症などの障害のある方と実際に関わり、身近に感じることが大切だと思っています。

一日の過ごし方について簡単で結構ですのでおしえてください。

課題やテストがある時はバイト後もしっかり勉強

授業が一限からの日は6時半に起き、8時に家を出て、9時から授業を受けます。放課後はバイトがある日はだいたい一度帰宅し、18時か19時にはバイトに行き、4時間ほど働きます。バイトがない日は友達とごはんを食べに行ったり、遊びに行ったりしますが、課題や小テストがある時は帰宅後に勉強してから就寝します。

将来どのようなセラピストになりたいか教えてください。

コミュニケーションを通じ、患者さんから信頼される作業療法士になりたい

私の将来の夢は患者さんに信頼される作業療法士になることです。理由は、大学の授業や臨床実習を通して患者さんに信頼されることの大切さに改めて気付かされたからです。リハビリの技術がどんなにうまくても、信頼関係を築けないとリハビリに協力してくれない患者さんもいると思うので、技術だけでなくコミュニケーション能力や人との関係構築が大切だと感じました。コミュニケーション能力を高めるためにも、クラスの友達や先輩、先生方とたくさん話し、ボランティア活動などにも積極的に参加していきたいです。将来、セラピストになるとさまざまな価値観を持った方、さまざまな生き方をしている方と接することになります。今後は特にボランティア活動などたくさんの人に関わる機会を持つことで、将来に役立てられればいいなと考えています。私は現在、少しでも自分のコミュニケーション能力を上げたいと考え、オープンキャンパスのスタッフをしています。スタッフをしたことで自分の成長を感じることができ、とてもいい経験ができたと思います。これからもたくさんのことにチャレンジして自分の可能性を広げていきたいです。

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