MAEDA
KANANE

前田 奏音さん
保健医療学部 リハビリテーション学科
理学療法学専攻 3年生(取材当時)
岡山県立津山東高等学校 出身


一番のオススメ授業と、なぜその授業がオススメなのかを教えて下さい。
理学療法士の仕事に近づく実感が味わえる「理学療法評価学」
私がオススメする授業は「理学療法評価学」です。1年次にⅠを、2年次にⅡと「理学療法評価実習」を、3年次にはⅢや「評価演習」をなど、とにかくたくさんあるのがこの授業。なぜこれをオススメするかというと、理学療法士が対象者さんにリハビリを提供するにあたり、対象者さんが何に困っていて、どんなことを必要としているのかを知るための“評価”を学ぶことができるからです。私はこの科目を受けていると、少しずつ理学療法士の仕事に近づいている実感が湧きます。座学だけでなく実際に身体を使った実技もたくさんあり、検査の項目を学んだり、角度計を使って測ったりする授業もあるので難しく、大変だなと思うことも多いですが、理学療法士に近づく実感を味わえるとてもオススメの授業です。
なぜ、理学療法士を目指そうと思ったのですか?
理学療法士の仕事を実際に見て、憧れ、医療の道を選んだ
介護福祉士として働く母の姿や、生まれつき障がいを持つ叔父が障がい者スポーツや就労継続支援施設で元気に生活する姿を見て、医療や福祉に携わる仕事がしたいと考えるようになりました。また、中学・高校の部活動で陸上競技に携わるなかで、自分自身やチームメイトがケガをすることが多く、「こんな時にサポートできる仕事はあるのだろうか」と考えたのも理学療法士を目指したきっかけです。しかし、当時はまだ理学療法士になりたいという思いはそこまで強くなく、リハビリに携わる仕事ってすごいな、かっこいいなと考える程度でした。そんな気持ちが変化したのが高校2年生の時です。インターンシップで理学療法士の仕事を見学させていただき、患者さんに寄り添い、治療する姿に強い憧れを抱き、本格的に医療の道を志すようになりました。
入学前不安だったことや悩まれていたことなどありますか?
初めての一人暮らしへの期待と不安が入り交じるスタート
入学前に最も不安だったのは、慣れない環境での生活が始まることでした。親元を離れて一人暮らしをすることになり、それがすごく楽しみな反面、本当に一人で生活できるのかが不安でした。コロナ禍での入学ということもあり、なかなか外に出られなかったのもより一層不安を感じる原因になったと思います。それともう一つ、大学生活になじめるのかも心配でした。私は極度の人見知りなので、同郷の友人がいない環境で大学生活をスタートさせなければならないこと、入学後に友人ができるかどうかなど、不安の種は尽きませんでした。

大阪保健医療大学に入学を決めた、一番の理由を教えてください。
WEBでも分かる先生と学生の距離の近さが入学の決め手
OHSUに入学を決めた理由はいくつかあるのですが、一番の理由は先生と学生の距離が近いことです。距離の近さが他の大学とはまったく異なり、そこに魅力を感じました。私は本学のオープンキャンパスにはWEBでしか参加できなかったのですが、WEBでも先生と学生の距離の近さが感じられたのがとても印象的でした。というのも、私は高校の担任の先生と仲が良く、「高校と違って大学の先生は話しかけづらいのでは?」と勝手なイメージを持っていたので、先入観を覆すオープンキャンパスの雰囲気に大いに魅力を感じました。
入学前と後のイメージは変わりましたか?入学してみて改めて感じた、大阪保健医療大学の魅力について教えてください。
入学してよかった!OHSUならではの制度が充実
入学して改めて感じた魅力は「チューター制度」です。先生方がとても手厚くサポートしてくださり、勉強のことだけでなくプライベートで不安に感じていることも相談できるのはOHSUならでは。また、入学前はテストの回数が多くてしんどそうだなあと思っていた「クォーター制」も、今では前期と後期だけで膨大な科目のテストを受ける大学は大変だろうなあと思うほど。「クォーター制」のOHSUなら一つひとつの科目に時間を費やすことができ、しかもテスト後は「フォロー期間」で1週間まるまる休むことができるので(フォローの対象にならなければ!)、休みに向けて勉強を頑張ろうというモチベーションにもつながります。たとえ苦手な教科でフォローにかかったとしても、テスト期間では理解が追いつかなかった部分を先生方がしっかり教えてくださるので安心。OHSUは独自の制度がすごく充実しているので、入学後にも新たな魅力を発見できました。
学校生活の中で最も楽しいこと、充実しているなと実感されたことを教えてください。
オープンキャンパススタッフになり、人見知りを克服!?
学校生活の中で充実していると感じるのは、オープンキャンパスのスタッフとして活動している時です。人前に出るのが苦手というか、私はただでさえ人見知りなので、高校生の前でお話なんて…と思っていたのですが、先生から「やってみたら?」と勧められ、挑戦しました。人に話しかけられてそれに答えることはあっても自分から進んで話しかけることはなく、プライベートでも店員さんに何か尋ねるのにもすごく時間が掛かっていましたが、今はそこまで苦手意識を持たずに話せるようになりました。オープンキャンパススタッフを通じて少しずつ色んな人とお話できるようになり、まだ人前に出るのは得意ではないですが、以前に比べたらずいぶん話せるようになったと感じています。

一日の過ごし方について簡単で結構ですのでおしえてください。
食事の支度とお弁当づくりを並行して効率よく!
朝はだいたい6時ぐらいに起床して、学校に持っていくお弁当と朝食づくりを並行して行います。基本的に授業の30分前には学校に着くように家を出て、小テストがある授業の場合は始業までテスト勉強をしています。授業後はバイトがある日はバイトに行き、ない日は帰宅して夕食の準備や次の日のお弁当のおかずを作るなど主に家事をこなし、小テストや提出課題があればその勉強をしています。だいたい日をまたぐ前ぐらいには就寝しますが、バイトがある日は日付を超えてから就寝することが多くなってしまいます。
一人暮らしで工夫していることをおしえてください。
基本は自炊!一人暮らしでレパートリーも増えました
一人暮らしでも基本的には自炊するよう心掛け、テスト前など学校に残って勉強する時に備え、あらかじめ土日におかずを作り置きしてストック。帰宅が遅くなったとしてもすぐに食事ができるように工夫しています。ちなみに買い物は週2回程度で、主に日用品や食料を調達しています。実家にいる時は頻繁に料理するタイプではなく、定期的に作っていたのはお菓子ぐらい。その経験があるからか自炊するのは苦ではなく、一人暮らしですが「巻かないロールキャベツ」などちょっと手の込んだ料理も作ります。その日に食べきれなくても次の日にスープジャーに入れて学校に持って行ったりして、ムダなく活用しています。
将来どのようなセラピストになりたいか教えてください。
将来は患者さんのことを一番に考え、寄り添える理学療法士に
将来はいろいろ場所で活躍できる社会人になりたいと思っています。理学療法士は病院だけでなく多彩な職域で活躍できる仕事なので、さまざまな環境でその時に出会った患者さんや周りの方々との関わりを大切に仕事に取り組みたいと思っています。理学療法士として知識や技術はもちろん大切ですが、私は患者さんのことを一番に考えて寄り添える理学療法士になりたいと思っています。そして、関わった方々の人生の中で、「あの人と出会うことができて良かった」と少しでも思ってもらえるような存在になりたいと思っています。