BAYINDIR
OZNUR

バインデュル
オズヌールさん
保健医療学部 リハビリテーション学科
作業療法学専攻 3年生(取材当時)
4年生(更新)
愛知みずほ大学瑞穂高等学校 出身


臨床実習はどうでしたか?
実習を通じ、患者さんとの信頼関係の大切さを実感
総合臨床実習を通して大きく成長したことを実感しています。大学の講義で学ぶ知識を臨床で生かすことはもちろん、臨床でしか経験できないことがたくさんありました。患者さんとの関わりを通して治療の視野が広がることや、観察する能力、さらには臨機応変に対応する力も身につけることができたと思います。患者さんとの関わりの中で自分自身のことを覚えてもらい、みなさんが笑顔で手を振ってくださることが日々の励みになっていました。患者さんと信頼関係を築くこと、これがリハビリにおいて重要であると改めて感じることができました。(更新)
なぜ、作業療法士を目指そうと思ったのですか?
少子高齢社会だからこそ幅広い年齢層と関わる作業療法士を選んだ
私は人の役に立ちたい、寄り添って支えになりたいという気持ちがあり、そういう仕事に就きたいと思っていました。子供が好きなので、以前は子供と関わる仕事に就きたいと思ったこともありましたが、世界的に少子高齢化が進んでいることもあり、子供から高齢者まで幅広い年齢層の方と関わる仕事に就こうと思い直しました。作業療法士に興味を持ったのは、理学療法士とは違い、身体障害のある人だけではなく精神障害(こころの病気)がある人や発達障害のある子供と関わる職種だったからです。また、作業療法士は治療だけでなく、その人に寄り添い、その人らしく生きていけるように支援する仕事でもあり、こうした点から作業療法士はとても重要な職種だと思い、この道を選びました。
入学前不安だったことや悩まれていたことなどありますか?
一人暮らしだからこそ安心・安全な立地、アクセスが気になった
私は一人暮らをしているので、特に立地やアクセスを気にしていました。安心して通え、安全な場所にある大学を探すなかでOHSUを見つけ、ここなら!と入学を決めました。大川沿いの本学はテスト週間などで疲れたら川沿いを散歩することができますし、友達とご飯を食べに行ったり、遊びに行ったり、何をするにも便利なので学校生活がとても充実しています。入学前は勉強についていけるのか、先生に気軽に質問できるのかも不安でしたが、実際に入学してみると先生と学生との距離が近いので授業中はもちろん、それ以外でもいろいろな話ができ、質問しやすい環境だと感じています。
大阪保健医療大学に入学を決めた、一番の理由を教えてください。
将来は母国トルコで活躍を。それを叶えるためにOHSUを選んだ
OHSUがWFOT (世界作業療法士連盟)の認可校であることが入学の決め手になりました。今は家族も日本で暮らしていますが、卒業後は家族と一緒に母国のトルコに戻り、母国で作業療法士として活躍したいという気持ちがあったので、認可校であることはとても重要でした。また、本学が「クォーター制度」でコツコツ学べ、講義内容を理解しやすいことに加え、1年生の時から国試対策があり、早い段階から国試を解く問題に慣れることができ、形式を理解しやすい環境も入学を決める後押しになりました。

入学前と後のイメージは変わりましたか?入学してみて改めて感じた、大阪保健医療大学の魅力について教えてください。
海外でも活躍できるWFOT認可校が何よりの魅力
入学前は先生と気軽に話したり、質問したりできるのかが不安でしたが、入学して先生と学生の距離が近いことに安心しました。また、外部の先生方の授業も充実していて、いろいろな分野のお話を聞けるのがとても面白いです。私にとってのOHSUの魅力はWFOT(世界作業療法士連盟)の認可校として海外と連携していることに加え、「クォーター制度」を導入していて勉強がしやすいことです。また、大阪の中心地という都会の立地ですが、落ち着いた雰囲気で通いやすいところも個人的に気に入っています。
学校生活の中で最も楽しいこと、充実しているなと実感されたことを教えてください。
あたり前の日常のふとした瞬間にOHSUで学ぶ喜びを実感
毎回テスト終わりに友達とご飯に行く時、テスト週間に友達と休憩がてら散歩に出掛ける時、授業の空きコマや放課後に友達と遊びに行く時、先生たちと楽しくお話している時に、自分の学校生活はとても充実しているなあと感じます。
一番のオススメ授業と、なぜその授業がオススメなのかを教えて下さい。
体の動きやメカニズム・方法などの理解が深まる「臨床運動学」
3年時の「臨床運動学(選択科目)」が私のオススメ授業です。渡部先生が担当してくださり、実技を含めた分かりやすい講義をしてくださいます。基礎科目である解剖学・生理学・運動学の中に含まれている大切な科目であり、体の動きやそのメカニズム・方法などを考えて理解を深めることができるのが魅力です。これもすべて渡部先生の指導のおかげです!
一日の過ごし方について簡単で結構ですのでおしえてください。
毎日、時間を有効活用しています
◎1限から5限まである場合
9:00〜12:10 午前の授業
12:10〜13:00 昼休み
13:00〜17:50 午後の授業
17:50〜帰宅or 大学で勉強や課題をする
帰宅後
ご飯の準備→食事→洗い物(家事も含む)
お風呂→自由時間→翌日の準備
就寝(23時〜24時ごろ)
◎バイトがある日
9:00〜16:10授業
17:00〜21:00バイト
21:30帰宅→(食事) →お風呂→翌日の準備
食事の時間は授業が終わる時間によって異なる
早めに終われば食べていくが、16:10に終わるといく前に食べる時間がないため帰宅後に食べる

一人暮らしで工夫していることをおしえてください。
オズヌール式一人暮らし&勉強ノウハウをご紹介!
私が編み出した一人暮らし、勉強の秘策はいろいろあり、ここではその一例をご紹介します。まずは節約、効率を考えた一人暮らし編から。◎お弁当に入れる具材は作り置きで時短 ◎買い物はレシピを考えながら買う物や量を決定!その際、周辺スーパーの通常価格、底値、セール日を参考に ◎朝にバタバタするのを防ぐため、お弁当作りは夜に準備 が鉄則です。次に勉強編では…◎テスト週間に入る前後には大掃除を。テスト週間は手を抜くため、テスト前にきっちりやってテスト週間はテストに集中! ◎家で勉強に集中できない時は課題やテスト勉強は図書館で居残ってやるべし。家が近いとより便利です。皆さんもぜひ参考にしてくださいね。
将来どのようなセラピストになりたいか教えてください。
どの国で働いても「あなたに逢えてよかった」と言われる人材に
関わる人たちから信頼され、支えになれる存在になりたいと思っています。私は将来、トルコで作業療法士として活躍したいという夢があるので、そのためには認定試験を受ける必要があり、その勉強もしなければなりません。個人的には国家資格取得後にしばらく日本で働きながら認定試験の勉強を進めたい気持ちもありますが、トルコで暮らす家族の意向もあるのでそこはまだ決められません。ただ一つ言えるのは、日本で働いても、トルコで働いても、将来関わる人たちに心を開いてもらい、「作業療法士のあなたに出逢えてよかった」と思ってもらえる存在になりたいということです。
実習を終えた今、実際に将来どのようなセラピストになりたいか改めて教えてください。
「あなたでよかった」と思ってもらえるセラピストになりたい
臨床実習を通して気づいたことがあります。それは、患者さんの「タイミング」を見計らうことです。セラピストとしてクライアントによくなって欲しいという気持ちはとても大切ですが、自分自身の気持ちだけではなく、クライアント自身をよく観察し、「できる!」というタイミングを見計らってリハビリの可能性を広げることが欠かせません。このように楽しいリハビリを提供することが自分自身のやりがいにつながり、患者さんの意欲につながる。そしてお互いの成長につながると考えています。何らかの病気や障害を抱えている方のリハビリを行う上で、「作業療法士があなたでよかった」と思ってもらえるセラピストになり、誰かの力になる喜びを増やしていきたいです。(更新)