IGAWA
KAZUTOSHI

伊川 和寿さん
保健医療学部 リハビリテーション学科
理学療法学専攻 2年生(取材当時)
初芝橋本中学校高等学校 出身


大阪保健医療大学に入学を決めた、一番の理由を教えてください。
理学療法士の資格が取れること、自宅から近いことがマスト!
私は高校生の時に自宅から2時間かけて登校していて、それがとてもしんどいと感じていました。そこで大学は「理学療法士の資格が取れる」こと、なおかつ「自宅からも近い」ことを軸に複数校を選び、最初にOHSUのオープンキャンパスに参加。そこで学生の雰囲気が明るいと感じたこと、先生と学生が楽しそうに話していること、在校生の方から明るく声を掛けていただいたことが印象に残り、この大学であれば分からないことがあればすぐに質問できる環境が整っているのではないかと、入学を決めました。
なぜ、理学療法士を目指そうと思ったのですか?
友人がリハビリを経験。この時、初めて理学療法士を知った
私が高校2年生のころ、サッカー部のチームメイトが大ケガをしてしまい、試合や練習に参加することができなくなりました。彼はその後、1年ほどかけてリハビリを行い、復帰したのですが、それがきっかけとなり、私はケガをした人を手助けする仕事に就きたいと考えるようになりました。当時の私はどんな仕事があるのかさえ知らなかったのですが、チームメイトから「理学療法士」という職業を教えてもらい、インターネットなどで調べるように。この時、スポーツなどで身体に障がいを負った方だけでなく、福祉などの領域でも幅広く活躍できることを知り、理学療法士を目指そうと決めました。
入学前不安だったことや悩まれていたことなどありますか?
サッカー優先の高校時代。勉強についていけるかが不安だった
中学・高校時代はサッカーに没頭していて、勉強はテストの1週間前かそれより後に始めるのがあたり前。正直、あまり勉強はしていませんでした。サッカーにすべてを注ぎ込み、部活が終わっても21時ごろまで自主練習をする毎日でしたが、それでも成績は中の上。常に70~80点台を取り、悪くても欠点となる40点以下になることはありませんでした。しかし、理学療法士という職業は国家資格なので勉強が大事なことは目に見えており、「授業についていけるだろうか」「内容を理解できるだろうか」という勉強面の不安や悩みは尽きませんでした。

入学前と後のイメージは変わりましたか?入学してみて改めて感じた、大阪保健医療大学の魅力について教えてください。
1年を4期に分けた「クォーター制度」で理解が進む!
入学前後での大学のイメージの変化はありませんでした。入学前に参加したオープンキャンパスでの印象同様、学生と先生との距離が近いことは今も魅力に感じています。授業後やテスト前など授業内容で疑問に思ったことがあればすぐに質問できますし、勉強面以外の悩み事や世間話にも耳を傾けてもらっています。入学して改めていいなと思ったのは「クォーター制度」ですね。他の大学は前期と後期に分かれているのが通常ですが、OHSUは前期と後期をさらに2つに分け、1年を4期に分けた「クォーター制度」を導入しています。この制度のおかげで1回に受けるテストの量が減るので一度のテスト期間に覚える量が減り、学生の負担が軽減。さらに一つひとつの授業の理解を深められるのも大きな魅力だと感じています。
学校生活の中で最も楽しいこと、充実しているなと実感されたことを教えてください。
授業はもちろん、それ以外の時間も充実!だから大学がより楽しい
学校生活で最も楽しいのは空きコマや授業以外の時間です。授業時間も楽しいですが、講義内容が難しくて悩んでしまうことも。そんな時、私は授業以外の時間に友達と空き教室や学生ラウンジに集まってご飯を食べたり、ワイワイ雑談したりします。この時間があることで気持ちのリセットができますし、講義に関する質問をしあうことで「友達みんなと学びあっている」と感じられるのも楽しいことの一つです。また、OHSUはサポート体制が充実しており、「オフィスアワー」という制度があるのも特徴です。これは全教員の研究室へ行き、質問できる制度で、このおかげで講義の分からないところ、もっと深く知りたいところを個別に相談することができます。さらに卒業生が個別に指導してくれる「学習支援塾」という制度もあり、日程を予約すればサポートしてもらえるので安心して学校生活を送れます。
一番のオススメ授業と、なぜその授業がオススメなのかを教えて下さい。
3人の先生が担当!「解剖学基礎演習」が分かりやすい
「解剖学基礎演習」がオススメです。この授業は1年次にあり、クラスの中で4人1グループになって講義を受けます。先生の講義を聞きながら骨標本(骨の模型)を用いて骨や骨の部位の名前を実際に触ったり、靭帯の位置を確認したり、グループでディスカッションしながら行う講義になっています。この授業のオススメポイントは、ただ資料を配られて骨・筋・靭帯を覚えるよりも、骨を触って名称を覚えるのでより理解しやすいこと。グループメンバーに骨の名称などを説明することもあるので、みんなで勉強しているという一体感も味わえます。この授業は3人の先生が担当してくださるので、講義中に分からないことがあった場合、すぐに質問できるのもいいですよ。特に私は1年次のチューターである文本先生(OHSUの卒業生)にお世話になっていて、入学当初から助けてもらっています。他の先生より年齢が近いので、困りごとから質問、雑談まで、どんなことも気軽に相談しています。

一日の過ごし方について簡単で結構ですのでおしえてください。
医療系大学でもアルバイトもできる
【授業5限まで・アルバイトがない日の場合】
6時起床→朝ごはん、学校の準備(登校までの間)→8時登校→授業(17:50終了)→下校
→帰宅(18:30)→お風呂・夜ごはん(20時)→自由時間(課題や予習するものがあれば行う。筋トレなど)→就寝(11~12時の間)
【アルバイトがある日の場合(3限終わり)】
授業までは同じ→授業終了(14:30)→帰宅(15:10)→バイト(17:00~21:30)
→お風呂・夜ごはん(23時)→就寝(1時頃)
通学の際、電車など空き時間での工夫方法や時間の使い方について教えてください。
登下校の電車内、空きコマを活用して復習、テスト勉強を!
まず、登下校中の電車の中ではスマホで使える「生理学Web」を活用しています。「生理学Web」とはスマホやタブレット、パソコンでも活用できるアプリで、私はこれを使って生理学の問題を理解できるまで何度も繰り返し解いています。また、小テストがある日やその前日の下校時はテスト範囲の授業プリントや教科書を写真に撮り、見て勉強することもあります。このおかげで小テストの成績は満点近くを取ることができ、講義の内容をしっかり理解することができました。電車の中での勉強は集中できるので私的には特にオススメ。空きコマに課題に取り組むこともありますが、勉強に疲れている時は友達とのお喋りや睡眠に充てることも。空きコマは気持ちの切り替えの時間としても活用できますよ。
将来どのようなセラピストになりたいか教えてください。
誰からも信頼され、常に努力を怠らない理学療法士になるために
私は将来、誰からも信頼され、常に努力を怠らない社会人になりたいと思っています。 なぜなら私が目指す「理学療法士」は患者さんの身体機能の回復などを行い、生活を支えていく仕事だからです。例えば、私がケガをしてリハビリを行うことになった時、担当の先生があいまいなリハビリをする方であれば、不安な気持ちになると思います。だからこそ、誰からも信頼される人間になることが大事だと考えます。また、治療を行う時、患者さんは一人で頑張るのではなく、理学療法士など医療従事者とともに機能回復、社会生活復帰を目指します。その治療をより良いものにするために、対象者さん一人ひとりの治療に精一杯取り組む=努力することが信頼につながると思うからです。今後の大学生活や講義を通じて技術・知識・コミュニケーション能力を身につけ、対象者さんから信頼される人材になるとともに、たゆまぬ努力を続け、信頼を磨き続けたいと思っています。