プラス1の教育力

プラス1の想い

カリキュラム設計基礎を固めてから専門分野を学ぶ積み重ね方式を採用。
言語聴覚士になるために、1から学べる環境。

積み重ね方式の学習システムとは
1年次前期は基礎知識を身につけ、1年次後期からは検査・評価の実技にも取り組みます。
2年次はより臨床に即した講義(臨床講義)を行います。独自のカリキュラムで積み重ね方式を実現しています。

基礎を学んでから専門分野へ

基礎医学→臨床医学→専門分野へ。
段階を踏んで学べるから理解しやすい。

ST専攻科では可能な限り、基本となる科目の後に専門的・臨床的な科目を学べるようにしています。例えば1年次前期の4〜6月に基礎医学の「解剖学」を修めたあと、「神経系医学」(臨床医学)を学修し、その中盤からそれらの疾患によって起こる障がいについて学ぶ「高次脳機能障害」の時間割を組み立てています。基礎も専門分野も同時並行で学ぶのと違い、効率的に理解できます。

専門分野も段階的に学習

1年次でしっかり基礎を固めたあと、
2年次では臨床講義に取り組みます。

それぞれの専門科目内においても、2年間で段階的に学習を積み重ねられるように配慮しています。たとえば失語症の場合、1年次に基礎を学ぶ「失語症Ⅰ」、次にその検査法や評価法について学ぶ「失語症Ⅱ」、そして訓練法について学ぶ「失語症Ⅲ」、さらに2年次で失語症の方に学内で評価や訓練をさせていただく「失語症Ⅳ」へ。1年次で失語症についての基本的な知識を学修後、2年次で演習主体の臨床講義に取り組めるステップです。

※2017年度例

専門基礎科目・専門科目はこちら

授業PICKUP!

音響学

人の音声について
多角的に学びます。

声が出る仕組みや、ことばの音の表し方、イントネーションやアクセントなど、音声のさまざまな側面について学びます。音声や発音の障がいに関わる言語聴覚士には必要な知識です。

嚥下障害

摂食嚥下が困難な人の
評価・支援の方法を習得。

口、舌、頬、喉、鼻の仕組みや働きなど嚥下(食べもの・飲みものの飲み込み)のメカニズムを理解し、観察や検査で正しく評価できるまで学修します。知識だけでなく、手技を身につけるため実際に人体に触れ、実技試験や一日見学実習にも取り組みます。

聴覚検査演習

実際の医療機関で使われている機器
を使い、各種聴力検査の技術を習得。

聴覚検査に使用される「オージオメーター」と呼ばれる機器を使用して、純音聴力検査や語音聴力検査などの手法を習得します。また、脳波を測定して聞こえの状態を確かめる検査も学びます。

臨床講義(小児)

実際に子どもと関わりながら臨床的な
考察と実践スキルを養います。

小児領域の臨床講義では、子どもと関わりながら、その子の発達レベルや障がい特性を評価し、遊びなどを通して子どものことばやコミュニケーションの発達を促す指導を実践します。

1年次

対象者の理解に必要な基礎知識を学び、症状や障がい像を捉える臨床の目を養います。早い段階から臨床実習を行い経験を積みます。

専門基礎科目

  • 解剖学
  • 生理学
  • 病理学 
  • 精神医学
  • リハビリテーション医学
  • 耳鼻咽喉科学
  • 臨床神経学
  • 臨床歯科医学
  • 口腔外科学
  • 神経系医学(神経系の構造、機能、病態)
  • 臨床心理学Ⅰ(理論と分類)
  • 臨床心理学Ⅱ(査定と心理療法)
  • 生涯発達心理学Ⅰ(乳幼児期)
  • 生涯発達心理学Ⅱ(幼児期〜老年期)
  • 学習・認知心理学Ⅰ(感覚・知覚・学習・記憶)
  • 学習・認知心理学Ⅱ(思考・言語)
  • 心理測定法
  • 言語学Ⅰ(音声学・形態論)
  • 言語学Ⅱ(文法・意味・社会言語学)
  • 音響学Ⅰ(一般音響学)
  • 音響学Ⅱ(音響音声学・聴覚心理学)
  • 言語発達学
  • リハビリテーション概論

専門科目

  • 言語聴覚障害学概論
  • 言語聴覚障害診断学
  • 失語症Ⅰ(基礎) 
  • 失語症Ⅱ(評価)
  • 失語症Ⅲ(訓練)
  • 高次脳機能障害Ⅰ(概論)
  • 高次脳機能障害Ⅱ(評価)
  • 言語発達障害Ⅰ(援助法-基礎)
  • 言語発達障害Ⅱ(概論)
  • 言語発達障害Ⅲ(評価法-基礎)
  • 言語発達障害Ⅳ(評価法-各論)
  • 構音障害Ⅰ(臨床の基礎)
  • 構音障害Ⅱ(機能性)
  • 構音障害Ⅲ(器質性)
  • 構音障害Ⅳ(運動障害性)
  • 嚥下障害Ⅰ(基礎と評価)
  • 嚥下障害Ⅱ(訓練と画像診断)
  • 吃音
  • 聴覚障害Ⅰ(概論)
  • 聴覚障害Ⅱ(聴覚検査法)
  • 臨床実習Ⅰ
  • 臨床実習Ⅱ

2年次

臨床実習、臨床講義を通じて、検査・評価・訓練の実践力を身につけます。国家試験対策で言語聴覚士試験に備えます。

専門基礎科目

  • 医学総論(公衆衛生・精神保健含む)
  • 内科学(老年医学含む)
  • 小児科学
  • 形成外科学
  • 呼吸発声系医学(呼吸発声発語系の構造、機能、病態)
  • 聴覚系医学(聴覚系の構造、機能、病態)
  • 音声学
  • 社会保障制度
  • 医療福祉教育 関係法規

専門科目

  • 言語聴覚障害特論
  • 失語症Ⅳ(臨床講義)
  • 高次脳機能障害Ⅲ(臨床)
  • 言語発達障害Ⅴ(援助法-各論)
  • 言語発達障害Ⅵ(援助法-応用)
  • 言語発達障害Ⅶ(援助法-臨床)
  • 音声障害
  • 嚥下障害Ⅲ(事例・臨床)
  • 嚥下障害Ⅳ(チームアプローチ)
  • 聴覚障害Ⅲ(各論)
  • 補聴器・人工内耳
  • 視覚聴覚二重障害
  • 臨床実習Ⅲ

専門基礎科目・専門科目はこちら

プラス1の想い

臨床実習学内教育と臨床実習がつながる独自のカリキュラムで、
基礎力と実践力を備えた、信頼される言語聴覚士を育成。

学内教育と
臨床実習のリンク

連続性のある2年間のカリキュラムだからこそ、実践力が身につく

言語聴覚専攻科のカリキュラムは、学内教育と臨床実習が相互に関係し合い効果を発揮しています。1年次前期の見学実習は1年次後期の学習意欲につながり、1年次後期の評価方法の学習は評価実習での実践につながります。そして、2年次前期の臨床講義は、総合臨床実習で求められる知識と技術を身につけるために役立っています。それぞれの時期に何を学ぶのか、学生の成長に合わせた独自のしくみで常に目的が明確です。

プラス1の想い

教育支援員障がいをお持ちの方やご家族にご協力いただき、実践力を養う学内演習を実施。

教育支援員とは

教育支援員にご来学いただく学内演習で、現場で通用する力を養います。

本学では、障がいをおもちの方やそのご家族などにご来学いただき、「教育支援員」と位置付けて学生への教育活動を行っています。これは本学独自のシステムで、1年次の対話会、2年次の臨床講義だけではなく、実習前指導や検査の演習など、2年間を通して様々なシーンでご協力いただいています。
学外で行われる臨床実習は、患者様が治療目的で入院・来院されますが、学内で行う臨床講義は学生への教育を目的に来学してくださるというところが大きな違いです。臨床講義では、学生の成長段階に合わせ、学生が臨床的な活動を繰り返し実践することが可能となっています。これは、教育支援員の方たちが学生の学びを深める目的をよく理解してくださり、全面的に協力してくださっているからです。更に、教育支援員の方は、ことばやコミュニケーションの症状だけではなく、ご本人やご家族の思いなどを直接学生に教えてくださり、臨床家として一人ひとりの背景や思いを理解することを学ぶ貴重な機会を与えてくださっています。

学部・専攻科・大学院

保健医療学部
リハビリテーション学科

専攻科