プラス1の現場実習

医療現場から期待され
実力を培う豊富な臨床実習

事前学習・準備で自信をつけたあと、臨床実習へ。約400の提携医療機関で成長をはかります。

リハビリテーションのスペシャリストを育成するため、臨床を重視する本学は、各地にある約400の医療機関と提携。本格的な臨床実習に参加する前には、十分な事前学習と準備に取り組み、参加学生全員が実習終了後、大きな成果を持ち帰られるように配慮しています。実際に対象者の方の協力をいただいて、大学施設内で検査実習を行うのもその一環。授業で学んだことを携え臨床実習に挑戦し、そこで得た成果と課題をもとにさらに研鑽に励みます。

学内や提携病院内の施設で行う臨床実習。現役セラピストと教員が早期の実習をサポート。

早期の臨床実習を行う提携病院の研修センター内に、実習の指導ができる専用の施設(大阪保健医療大学臨学共同参画センター)を設けています。また3年次からは、病院やさまざまな施設での臨床実習もスタート。実践的な知識や技術を、さまざまな現場で段階的に高めていけるようになっています。

PT : 提携病院での実習例医療法人錦秀会研修センター大阪保健医療大学 臨学共同参画センター

医療の現場で、対象者を通して知識や技術、経験を身につけていく臨床実習は、学生にとって、大変重要な学びの機会です。本学は、学生が安心して臨床実習に取り組める環境作りに力を入れています。その一例が、提携病院で実施される臨床実習。提携病院の研修センター内に臨学共同参画センター(実習生のための学習施設)があり、実習現場に大学教員が同行し、学生が現場で経験したことを共有しながら指導できる手厚いサポート体制を構築しています。このように充実した臨床実習の一部を紹介します。

STEP1院内実習

対象者の治療を自分たちで考察。

臨床実習期間中、担当させていただく対象者の評価や改善点の考察を、病院に勤務するセラピスト(実習指導者)や本学の教員の指導のもとで体験的に学びます。

対象者に対して、評価や治療を学生が実施。実際の対象者を前に、これまで学んできた知識や技術を活かしながら、適切な評価や治療を行うことに全力を傾けます。現職のセラピストである実習指導者と本学の教員による2人体制のサポートは、学生にとって力強い味方です。

STEP2講義/フォロー

教員の指導で修正点を見つけます。

臨床実習で学んだことを振り返り、その内容を本学の教員や同じ実習グループの仲間の前で発表。それに対して、教員が実技を含めながら、アドバイスや指導を行います。

提携病院内には、実技指導が可能な実習施設があります。その日の復習はもちろん、翌日以降の実習に必要な実技もしっかり練習できます。学生は自分の担当する対象者の評価や課題を発表。大学の教員が修正点などを指導します。

STEP3記録

学びを振り返り、次に活かします。

その日の実習や講義・フォローで学んだことを振り返り、成果や内容を整理。「デイリーノート」に書き込んで次の実習に活かします。

1日の実習内容を「デイリーノート」にまとめる作業は帰宅してから行うこともあります。その日の復習にもなるので、知識や技術を吸収するため貴重です。

理学療法学専攻
中西 千尋さん
大阪府 私立大谷高校出身

教科書通りにはいきませんでしたがそれも良い経験になりました。

対象者に実際に触れさせていただくのは最初は緊張しましたが、いろいろな話ができてとても楽しかったです。関節可動域の測定では、教科書に書いてある方法だけではうまくいかず、少し苦労しました。目標は、症状に対応した仮説をひとつでも多く立てられるようになることです。祖父は入院で筋力が衰え、歩行が困難になりました。祖父のように体の機能が低下して困っている対象者をサポートしていきます。

OT : 施設での実習例

臨床実習では本学で学んだ知識や技術を、病院や各種施設などの臨床の現場で実践することが求められます。作業療法学専攻では3年次後期に実施する臨床評価学実習、4年次前期から始まる総合臨床実習に向けて、3年次に「作業療法治療学実習Ⅰ・Ⅱ」に取り組みます。学内での演習に加え、実際に福祉関係の施設を訪れ、障がいのある方々の生活状況を実際に学ぶ機会を設けています。着実にステップを踏むことで、学びを深めながら本格的な臨床実習にチャレンジできるように、実習内容がプログラムされています。

STEP1学内実習

学内実習で作業療法評価を実施。

作業所を利用されている障がいのある方に本学に来て頂き、作業療法を実施する上で必要となる面接や検査を実施します。得られた情報から作業療法支援を検討していきます。

数多くの障がいのある方(多様な障がいのケース)に接することで、作業療法の基礎をしっかり理解し、応用力を鍛えます。身体に触れるときの力加減や器具の扱い方、説明の仕方などに気を配りながら、検査や測定にあたります。

STEP2施設訪問

現場で学び取るリアルな作業療法。

共同作業所をはじめ、さまざまな障がい者施設を訪問。そこで実践されている作業療法のあり方をリアルに学びます。スタッフの連携、障がいのある方への接し方など、学習することはいっぱい。

贈答用タオルの包装作業では、対象者はタオルをきれいにたたむ作業を担当。実習に参加した学生は、作業がスムーズに行えるように適切なアシストの仕方を学びます。中途障がい者の方々の作業所として設立された工房「羅針盤」。これらの実習は「羅針盤」利用者のみなさんのご協力を得て実施しています。

STEP3報告

レポートを作成しフィードバックを受けます。

実習で得られた情報を基に作成した作業療法目標及び計画をレポートにまとめます。それらを教員がフィードバックし、作業療法計画を修正していきます。この実習で、臨床評価学実習・総合臨床実習で必要とされる作業療法支援の方法を学びます。

授業で習ったり、練習を重ねて来ても、障がい者の方を前に実際にやってみると戸惑うことだらけ。自分の実習を振り返りながら、感じたことや反省点などをまとめ、次の学びにつなげていきます。

作業療法学専攻
前田 美海さん
大阪府立門真西高校出身

注意深く落ち着いて聞き取り、丁寧に確認する姿勢が問われます。

実際に障がいのある方に向き合い面接や観察を通して、その方が生活上、何に困っており何を望んでおられるのかを聞き取りました。その作業では慎重さが求められ、こちらから伝えるときは、丁寧に確認することが重要だと気づかされました。コミュニケーションをとることの大切さを常に心に留め、障がいのある方から発信された情報を整理し、自分自身の頭でどうすればよいかを考えられる能力を身につけることなど、多くの経験ができました。

学部・専攻科・大学院

保健医療学部
リハビリテーション学科

専攻科